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2012年11月16日金曜日


2012/11/16
改めて、心血を注ぐ
 
 
■ 電撃の解散、1114日午後3時過ぎ
 私はその日、総理の解散表明を国土交通省4階の部屋で聴いた。
 
 東日本大震災の後、昨年5月に衆議院復興特別委員会の委員に就任し、前後8回、被災地を訪ねて復興に全力を注ぎ、本年10月に国土交通大臣政務官に就任してからは、全国各地が抱える多くの課題に取り組んだ。寸暇を惜しんで関連行事や集会、視察に赴いて国民のみな様の声を聴き、またウイーンでのITS国際会議に政府代表として出席するなど、衆議院の解散が取り沙汰されるなか、国会周辺からはやや遠いところでの活動を続けていた。
 だが、TV画面で、総理が強い口調で「解散しましょう」と言葉を放ったのを見て、いよいよその時が来たことを知った。
 
 
  政権交代の意義は何か
 政権交代から3年有余、私たちがやり残したことは多い。いや、むしろやり遂げたことは少ないかもしれない。しかし、戦後自民党の長期政権が積み上げた膨大な負の遺産、その解消に向けて一定の道筋を付けることができた。そのことは、国民の皆様に誇りをもって訴えたい。
 少子高齢化が進行するなかで綻び著しい社会的セーフティ・ネット、年金制度・高齢者医療制度を見直す社会保障制度改革国民会議の設置、巨額の債務による国家財政破たんの危機を回避するための2年後の消費税増税、国民の皆様の痛み・負担増に率先する国会議員の定数削減・歳費カットなど。
 それだけではない。この3年有余で全体の枠組は大きく変りつつある。例えば公共事業は3割、年2兆5000億円減らした。検証の対象83ダムのうち42ダムの検証を終え、八ッ場ダムこそ9割以上事業済みのため外したものの、15ダムを中止、3600億円を節約した。
 
 
  前進か、後退か
 一方、自民党は政権公約の中で、道路や港湾等にこれから10年間で何と200兆円投資するという。しかも財源は建設国債、まさに彼らが失敗を重ねた旧きコンクリート立国への回帰ではないか。それは、さらに負の遺産を積み上げ、次世代に犠牲を強いる政策に外ならない。
 
 歴史の歯車を後退させてはならない。畳を掻きむしっても前進しなければならない。それが国民の皆様から私たちに課せられた任務である。そして、政権交代の評価について国民の皆様の審判を仰ぐ時が来た。3年2ヶ月のご支援に感謝しつつ、始まった以上はひたすら前に進む。誠心誠意、すべての国民の皆様に訴え、理解を得たい。ここで踏み止まり、未達成の課題に取組み、与えられた任務にこれからも傾注したい。それが私たち民主党議員の使命、改めて、そのことに心血を注ぐことを約束いたします。
 

 
国土交通大臣政務官   前衆議院議員 
若井 やすひこ

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