最新の活動記録はfacebookページをご覧下さい。


2010年9月16日木曜日



菅首相、民主党代表に再選


 14日、臨時党大会で菅首相が民主党代表に再選され、再び首相に就任することになりました。


 政権交代後、参院選をはさんで1年余り、今回は単なる定期的な代表選であることを超えての重大な選択、判断の時でした。昨年8月30日の衆院選直後から、政権党として寸刻の猶予もなく走り続けてきた一年。振り返ってみれば、政権運営のあり方や基本政策について国会議員が一堂に会して徹底的に議論する機会のないままここに至っているわけですから、代表選は最大のチャンス。そのために国民のみな様から貴重な2週間を与えていただいたのです。その意味で私も一切の予見を捨て、虚心坦懐に二人の候補、菅総理、小沢前幹事長の主張に耳を傾けて参りました。多くの論点においてその違い(と共通点)が明らかになったことは有意義でした。

 しかし、内外共に困難な今日の状況を克服していくためには、違いを明らかにすることよりもそれを克服し、小異を捨て大同につかねばなりません。理念や政策、運動論と組織論などあらゆる側面から分け隔てない論議を深めることを通じ、一貫した意志、忍耐と度量をもって党をひとつにまとめていく、それを私はリーダーに求められる最も重要な資質と考えています。


 結論は出ました。ここを起点に、よりしっかりとした本格的な政府を確立すべく、民主党は真の挙党態勢を作り上げていかなければなりません。菅総理には、こうした基本姿勢に立ってこの難局に当たっていただきたいと切に希望します。


 なお、誰に投票したか公表すべきと言う意見も寄せていただきました。しかしそれは違います。そもそも代表選は無記名投票で行われます。その主旨に則り、誰に投票するのか、したのかを表明しないことを私は当初から申し上げてきました。なぜ、無記名なのか。選挙が終わった後はその結果に従うノーサイドの精神で、直ちに全員が一致して全力投球する、そのための民主主義的な智恵であり、それに私は従わせていただいた次第です。

 なお、去る5日には、 13 区党員・サポーター集会において参加者の意見を十分お聞きした上で、私の基本的考え方についてもご説明し、それをベースに粛々と1票を投じたことを報告いたします。


 今後とも民主党議員の一人として、党の発展とわが国の明るい将来のために誠心誠意、尽くします。みなさまのご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。