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2011年8月11日木曜日

来たるべき代表選に向けて
- メロスネット・中間報告 -

 8 月 10 日、7回目のメロスネットの会を開催し , 小沢鋭仁衆議院議員の話を聞きました。折しも昨日、菅総理の退陣表明があり、今月中にも代表選が行われることになりました。メロスネットでは、6月以来、安住、玄葉、野田、前原、馬淵、鹿野衆議院議員から教えを賜り、また政府と党の未来について意見交換を重ねてきました。諸先生には忙しい中、時間を割いて頂き、時には少々の杯も交わしつつ有意義な時間を過ごさせて頂きましたこと、感謝に堪えません。そして、お話を聞かせていただきたい次世代リーダー達はさらに何人もいらっしゃるわけですが、これまでの中間報告をすべき段階に到ったと思います。

 さる3月11日の東日本大震災以来、その復旧・復興が最大の政治課題となりました。私は与党に属する議員の一人として、これを最大の使命と信じ、東北をはじめとする被災地に繁く足を運ぶとともに、国土交通委員会理事として、また、党政策調査会副会長として、とにかく与えられた立場でそのために精力を注いできました。かつて防災都市計画の仕事に従事した経験を生かす時でもあると考えてきました。
 しかるに、被災地の復旧復興がいよいよ本格化しようと言う5月末、現政権に対する野党からの不信任案提出の動きが大きくなり、現内閣の政権運営に批判の声もあった党内からも同調する声が出てきました。
 しかし、このような時期に政局に費やす余裕はあるのだろうか。党を分裂させかねないこうした動きを憂慮する仲間は少なくありませんでした。そこで、有志を募り、 56 名連署名の上、党執行部に要望書を提出しました。その内容は総理退陣により自ら政権を刷新して今日の事態を回避すること、挙党態勢を確立し、民主党を中心とする政権を再確立して、国民の信を負うに足る方向に発展させることを求めたものです。
 翌日6月2日、不信任案提出の本会議直前に、要求通り、代議士会に総理が出席し、早期退陣を約束するに至り、とりあえず事態は収束しました。こうした経緯に到るには外にも多くの要因があったと考えますが、ともかくも民主党は自らの復元力を回復、求心力を発揮し、党が分裂し、政権が内部から崩壊することを回避することとなりました。
 この仲間達を中心にメロスネットを立ち上げ、今日に至りましたが、改めて申し上げたいことは、私たちは党の存続だけを目的化しているわけではなく、新たな党内党をめざすつもりもありません。ただ、はじめての政権運営の中で露呈した経験の浅さと試行錯誤の結果を単に否定的に評価するのではなく、小異を乗り越え、大同を求める中から本格的な政権を確立し、わが国の復興を成し遂げて行くことが使命であると信じます。政権交代に期待を寄せ、新たな民主党を中心とした政権樹立に一度は結集して下さったすべての国民の期待を裏切るわけには参りません。
 6月以来、メロスネットは7回にわたる対話集会の開催を通じ、自らの自覚と認識を深めると同時に、執行部に早期の政権刷新を促し続けてきたつもりです。リーダー交代を菅総理自ら約束した以上、われわれ自らが主体的に次のリーダーを選ぶことが求められていることは自明のことであり、国民により課された使命でもあります。
 今、わが国は東日本大震災、そして昨今の世界的な金融不安による内外の危機に直面しています。政権交代以来くすぶり続け、昨年9月の代表選により表面化し時として噴出する不信と排除の構造を乗り越え、これまでの経緯を奇禍として本格的な政権を実現に向け、いよいよ改めて一歩を踏み出す時がきたことを確信する次第です。
 すでに複数の方々が名乗りを上げています。今回の代表選は百花繚乱、大いに議論を戦わせながら最良の選択をし、民主党らしい本格政権を確立するチャンスです。今後、メロスネットもそのためにさらに仲間を募り、議論を重ね、行動していく所存です。よろしくお願いします。

         衆議院議員  若井 やすひこ

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