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2009年6月8日月曜日

総理、今、何と? -われわれは戦うべき-

エッ?今、何とおっしゃいましたか?

 夕べ帰宅して見たテレビニュースには驚きました。

「われわれは戦うべき時は戦わねばならない。その覚悟を持たなければ、国の安全なんて守れるはずがない !! 」

眉をひそめ、口をとがらし、例のダミ声、大写しの映像の向こうで大声で叫んでいるのは外ならぬ麻生総理。


 他ならぬ、弾道ミサイルの発射準備を進める北朝鮮に対する発言でした。でも、「戦うって、一体誰が戦うの?」

6ヶ国協議脱退、核実験の実施、昨今の北朝鮮の動きは常軌を逸している。そりゃそうかもしれません。だからと言って、一国の総理がただ「アタマに来た」と軽々にのたまうべきなのか。背景に察せられる北朝鮮のただならぬ事情、急速な情勢の変化、米中韓などが重ねている様々な努力、一切を無視して、今すべき発言でしょうか。


 確かに今日、東京都議選(7月 12 日)の情勢は白熱しているようです。応援の街頭演説にも調子に乗り、つい熱が入るのはわかるのだけれど、飲み屋の喧嘩じゃないんですから、売り言葉に買い言葉、いやしくも一国の総理が「それを言っちゃオシメーよ!」でしょう。


 最近の与党のリーダー達、この手のはったりが少なくないですよね、安倍元総理「消えた年金 5 千万件、私が一つ残らず解決して見せます!」。それを受けて次の福田総理、「公約違反というほど大げさなものかどうかね。」あれは一体どうなったんでしょう?

 明日になるともう忘れている、課題はあまりに重く、言葉はあまりにも軽い。


 しかもこの重大発言、今朝の新聞・テレビ、報道もコメントも何ひとつありませんでした。これ、どうしたことなんでしょうかね?総理の思惑とは関係なく 100 日以内となった総選挙、発言の軽重は、もっぱら国民の判断に委ねられたとするしかない今日のようです。

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