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2009年1月6日火曜日

百年に一度の危機 こそ 百年の大計の時
謹んで新年のお慶びを申し上げます。


いよいよ 2009、総選挙の年。今年は、この百年に一度と言われる危機を超え、百年に一度の変革の年にしなければなりません。

 
■ 「自己責任」と「小さな政府」論の破綻
 さて、アメリカ発の金融危機が今、わが国の経済と国民生活に暗い影を投げかけています。派遣村に見るごとく、深刻な雇用事情が全国に広がりつつあります。今、最も緊急かつ重要な政治の課題は、この経済危機から国民生活を守ること。
 「仕事が見つからないのは何をしたいかわからぬキミのせい」、「悲観主義は気分の問題」。さて、年こそ変わったものの、一向に改まらないのが麻生総理の迷言。
 国民の痛みを知らぬ宰相たる面目躍如、その上、小泉政権以来のヒトを軽んじる無責任な「自己責任」論は少しも変わりません。
 かつて国民の心を捉えた「米百俵」の譬え話、「米を分けてしまえばすぐになくなるが、一時の我慢をしてその米を教育に投資すれば、誰もが永い幸せを得られる」。痛みに耐えた挙げ句、その成果はどこへ行った?結局、国民の元には何も戻ってはきませんでした。小さな政府なら税負担も最小にすべし、一方で増税・負担増とはまさに政府に都合のよい方便でしかありませんでした。

 
■ 「元には戻らない」時代の流れ
 その麻生総理、「百年に一度の危機」を声高に叫んでいますが、率直に言ってその意味がお分かりなのか。相変わらず官僚依存のまま思い切った構造改革もなく、例えば一時給付金2兆円に見るごとく、思いつき、場当たりの対症療法でやり過ごす以上の発想はどこにもありません。何かの拍子で狂った調子、手当さえすれば「全治三年」で元に復する、というわけですが、最早その程度の「危機」を遥かに越えてしまっていることをご存知なのか。
 今やひとつの時代が終わり、 内外ともに時代は大きな曲がり角。
 世界は冷戦の終焉に次ぐ経済、安全保障両面におけるアメリカ一極体制が崩壊、イラク、アフガニスタン介入の失敗による世界最強の軍事力の凋落、あわせて世界の基軸通貨、ドルの信用は失墜しています。輸出依存の経済に限界が見えています。
 一方、国内では少子高齢化が加速、人口減少が進み、国内消費が伸び悩んでいます。 
 こうした変化の中で既存のシナリオにいかに力を入れても、元に戻れるわけではありません。

 
■ ヒト中心主義の政治を実現する
 いかに内需を確保し経済を安定成長させるか。すなわちこれからはモノでなくヒト、国民にお金をかける。社会保障の経済効果は的外れの公共事業に遥かに勝るのです。国民ひとりひとりがますます大事、それぞれに手間をかけ、大切にする以外にありません。
 政治の課題は、その視点から特に政治の基本姿勢、財政の重点を思い切って換えること、 官僚まかせ、前例主義の財政運営を脱して、国民が、中小企業が、そして地域が自ら変わるべき時。その意味で「百年に一度」の新たな年が巡ってきたのです。
 わが国にとって、国民にとって、本当に大事な歴史的な年。「国民の生活が第一」という大目標を掲げ、総選挙を通じて国民の支持を得、これを実際の政治行政に反映していく年にしなくてはいけません。一刻も早くこの使命を達成するため、民主党政権実現に向けて全力を挙げます。みな様のご支援、よろしくお願いします。

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