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2014年6月3日火曜日

言う! 国会周辺のせわしなき日常 ~ 今は内なる結束を固め、すべきことをする、それが信頼回復への道~


2014/6/3
国会周辺のせわしなき日常
~ 今は内なる結束を固め、すべきことをする、それが信頼回復への道


政党解体の流れ加速、民主党の進むべき道
 政党の解体が進んでいる。この流れはまだまだ続くだろう。政界再編の季節と煽る向き もあるが、わが党にとってはいつか来た道、二度と同じ轍を踏んではならない。常に他党との交流と情報交換を絶やしてはならないが、今は内なる結束を固め、 やるべきことをひとつづつ地道にやるのみ、連携の柱たり得るしっかりとした政党たるべきこと、それが唯一、信頼回復への道である。


今国会も会期早5ヶ月を過ぎ、いよいよ最終盤へ
 1月下旬に開会した本国会も、会期早5ヶ月を過ぎ、いよいよ最終盤を迎えている。こ の間、私は国土交通委員会の野党筆頭理事として、また内閣委員会の委員の一人として法案の質疑に没頭してきた。2つの常任委員会に属し、しかも両委員会の 定例日が火、水、金曜と全く重なっているため、どうしても掛け持ちせざるをえない。日常的に院内を行ったり来たり、採決が迫れば階段を駆け上ったり下った りと忙しない日々だ。


全ての与党、全ての野党との日々の交渉
  筆頭理事と言う仕事は、まず法案質疑の進め方について、常時、党国会対策委員会で 他の委員会の状況も見ながら調整、その上で与党と掛け合って委員会の運営全般を取り仕切ることである。一方、委員会開会までに各野党と協議し、質疑のライ ンアップを組み立てる役回りもある。維新から共産まで、それぞれ主義主張の違う言わば個性的な野党の足並みを取り合えず揃えるだけでも精力を要する。これ に加えて法案質疑もしなければならない。前もって法案を読み、関連の議事録をチェックし、資料に当たった上で関係省庁とも意見交換する。特に重要法案につ いては有識者から意見を聴く機会について提案し、人選もした上で「参考人質疑」をする。更に法案の今後の課題は「附帯決議」として成文化し、法案採決の 後、別途、採決する。決議文作成と各野党、そして与党との調整も筆頭理事の仕事だ。このようにして実質的な質疑は委員会で行ない、採決の後、本会議に送 る。そこまでが任務である。


理事は一人で代役が効かず、息つく暇もなし
 先の総選挙で議員数を大きく減らした結果、委員数はわずか五人(国土交通委は現在4 名)、理事は一人なので代役が効かない。正に息つく暇もない忙しない日々が続く。このような日々を過ごす中で、国土交通委員会では政府提出法案11本、議 員提案法案4本、計15法案、内閣委員会では政府提出法案9本、議員提案法案1本、計10法案を質疑、採決(可決成立)した。
    本来、法案を成立させることは主として政府・与党の役割、野党はそれを徹底審 議するのが使命である。ただ今国会の提出法案には民主党政権時代からの提案も多く含まれている。そのため今国会では積極的に法案成立に協力した法案も少な くない。結果として稀にみるほど多くの法案が通ったが、本来はもっとじっくり、より丁寧な質疑を重ねることが必要だ。


時の総理の解釈改憲による集団的自衛権は許されるか
 さて、会期末にきて、にわかに集団的自衛権をめぐる議論が沸騰してきた。いわゆる安 保懇による報告に基づき、総理からその発動を巡る15の事例が示された。米軍の軍艦による邦人避難など一見して現実離れしたケースや、戦争状態の中での機 雷除去など明らかな武力行使、戦闘行為に当たるケースも含まれている。国民的な議論に基づく憲法改正を回避し、時の総理の解釈改憲による集団的自衛権を遮 二無二、既成事実化することは許されない。
 安倍内閣はまさに今、会期終了ギリギリをねらって閣議決定を目論んでいる。会期延長してトコトン議論すべき時だ。
 この問題については引き続き報告したい。


衆議院議員   若井 やすひこ

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