2013/10/1
第185回臨時国会が始まる ~踏み止まり、足場を固め、改めて前に進む~
いよいよ秋の第185回臨時国会が始まる。
先の総選挙から早くも一年,この間、私は国会活動の中で個別の課題にひとつひとつ着実に対応することに専念してきた。内閣委員会を活動の主たる舞台に、委員会の運営と法案の審議に傾注、一方、党においては細野豪志前幹事長の下、副幹事長として党の建て直しに関与してきた。
この間、参議院選挙があり、わが民主党はさらに議席を減らして、野党として政治状況をリードできる体勢を整えることが充分できたとは言えない。一方、こうした状況下で、それなりのペースもできてきたと思う。
まもなく秋の国会、ここは私にとっても民主党にとっても、今後に備えしっかり踏みとどまり、足元を固めるべき正念場である。
さて今日、わが国は来年春に想定されている消費税増税の問題、国際環境の緊張激化の中での安全保障の問題、そして福島の汚染水処理問題など、待ったなしの重大な課題が山積みである。7年後の東京オリンピックの開催が決まったことは喜ばしいことだが、そこに到るまでの間,越えなければならないハードルは多い。
消費税と一体であるはずの社会保障の確立はどうなるのか。経済の活力をいかに取り戻すのか。
汚染水の問題も安倍総理の発言とは裏腹に、コントロールできてはいない。事故直後の冷却の必要からタンクへの貯蔵という方法がとられたが、これはあくまでも応急措置で、いつまでも続けられるわけではない。汚染水の処理と地下水の遮断という恒久的な処置を一刻も早く実現すべきだが、どうするのか。
憲法議論も賑やかだが、周辺諸国との緊張を煽り、対決姿勢を強める中で軍事的な対応を強化してはならない。
次の国会では、内閣委に加えて国土交通委員会の野党筆頭理事に就任を務めることになりそうだ。昨年の今頃は同じ国交委の与党サイドの筆頭理事を務めていた。立場は変わったが大いに力を入れていきたい。オリンピック対応も含め、社会資本整備は国土交通委員会の守備範囲だが、公共事業を景気対策として乱発することなく、次世代の暮らしと経済をしっかり支えられる基盤づくりの視点から取組みたい。
現時点では開会は10月15日の予定、会期は僅か二月あまり、課題は山積み。一刻も早く国会を開会し、これらの課題に道筋をつけることが必要である。内閣委の意員も兼務するが、両委員会とも重要法案が控えている。年末まで全力で取り組む所存である。
衆議院議員 若井 やすひこ
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